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cita_cita(チタチタ)さん

Vol.9 自分を知る

ヨガを始めると、「自分を見つめましょう」「自分と向き合いましょう」と言われる場面によく遭遇する。
それは必ずしも瞑想している時間や目を閉じて呼吸法に集中している時間だけではなく、
太陽礼拝のフローの最中であったり、アーサナをとりながら静止している時間であったりもする。

私の場合、特にアーサナの最中にこの言葉がふと頭に浮かんでくることが多い。
三角のポーズや戦士のポーズで5呼吸ほど静止している最中、私はいろんなことを考えている。
でもそれは意味のない雑念ではなく、全てその瞬間の自分に直結することばかり。
「気持ちいいな」「左の腰の後ろがちょっと辛いな」「もっと上に伸びていきたいな」などなど…
考えることは様々だけど、共通するのはただひとつ。”今、この瞬間の自分の状態と限界”、ただそれだけ。

もしかして、これを認識するということはすごいことなのかも。
ここでは体のコンディションそのものに関してだけど、それだけに限らず、
ヨガマットを離れたあらゆる場面で「自分のあるべき姿」を考える上で、
ものすごく重要な第一歩のような気がする。
「なりたい自分」「理想の自分」を考えることも大切だけど、
何かになるためには、まず「今の自分」を知るということは避けて通れない。
「今の自分ではない何者か」は、自分の外側の世界から突然自分に舞い降りてくるわけではなく、
自分の内側から生み出さなくてはいけないものだから。
「今の自分」に目を向けず、ないものばかりを追い求めているようでは、
絶対に行きたい場所に到達できないと思う。
「今の自分」をしっかりと見つめ、そしてなりたい自分への道筋を確認していく。
これだけを聞くと漠然としすぎて「そんなこと頭で分かっていても、
じゃあ結局どうすればいいんだ」と思うけれど(実際、私もそう思う)、
ヨガを通じ、ただ静かにアーサナを繰り返してその瞬間の自分の状態を見つめることが
「今の自分」を知ることの練習になっているのではないかな、と最近思うのだ。
だから、私は自分が見えてくるまで黙々とアーサナを取り続けようと思う。



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