「非利己的」という言葉を、
「自分のことは全く考えないで全てを他者へ譲り渡して自己犠牲に徹すること」
と思うと、気が重くてそんな崇高なことは自分にはとてもできないと思うでしょう。
しかし日本ヴェーダーンタ協会のスワミ・メダサーナンダジは、ある講演でこうおっしゃっています。
「非利己的とは、自分と家族のことを全く考えないということではなく、他人のことも考え他人に奉仕することだ」
と。もちろん、この人生で悟りを得ようと思っている修行者なら、自己犠牲をしてでも利己性を完全に排除することを理想としなければならないでしょうが、世間で暮らす私達一般人にとって、そこまで突き詰めるのはなかなか難しいものがあります。
しかし一般の人の中にも、自分の命を犠牲 にしてまで他者の命を助けようとする尊い心の方もおられますね。
私達全ての人の心の中にも、「少しでも成長したい」あるいは「人の役に立ちたい」
という尊い気持があるはずです。ですから、自分のことも満たしながら、それだけに終わらず、
時間や労働や気持や物質的なものなど、少しでも他者のために自分の持っているものの中から
分けてあげられたら、自分以外の人も喜ばせることができるし、自分の「成長したい」「役に立ちたい」
という欲求も満足させることができ、双方が幸せになるわけです。
人に何かをしてあげた時のほんわかとした幸せな感覚は誰でも味わったことがあるでしょう。
非利己的を実践すると、損をするどころか、心の余裕や満足感や安らぎが得られるのですね。
ラージャヨーガ瞑想:「非利己的」であった経験を思い出してみましょう。
またその時の自分の気持ちの状態も思い出してみましょう。
2012.1.27
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