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YOGA教室BamBoo 小谷さん

中村天風という人

中村天風氏は明治9年生まれ、
日本に初めてヨガを伝えた人と言われています。

日露戦争時には参謀本部諜報部員として活躍しています。
若いときから秀才でしたが、肺結核になります。
病気を治すために33歳で渡米。コロンビア大学で医学を勉強して、
医学部を首席で卒業。

しかし当時、肺結核は死病で、
自分の病気が治らないことを知った天風は帰国の途に着きます。
ヨーロッパを回っての帰国途中、船がスエズ運河で座礁したため、
エジプトのカイロへ上陸。
その時同僚に連れて行かれたレストランで
あるインド人の一行と出会います。

インド人は、
「あなたの右胸には空洞があるね。このままでいくと死ぬよ。
でも、あなたには見込みがある。俺についてくれば、病気は治る」
と言ったそうです。

天風は黙ってそのインド人について回って、ヒマラヤの麓、
カンチェンジュンガのゴルケ村にたどり着きます。

そのインド人の名前はカリアッパ。
そこの国の王様でヨガの大家でした。
天風はそこの馬小屋で奴隷として生活を始めます。

カリアッパは毎朝、天風に
「How are you?」
と尋ねます。が、

病気で苦しんでいる天風はいつも、
「腰が痛い」、「ケツが痛い」 などと文句ばかり。

ある青空のすがすがしい朝にカリアッパがいつものように、
「How are you?」と尋ね、

天風がいつもと同じように
「からだの具合が悪い」
と言うと、

カリアッパは
「バカもん!」
と怒鳴って、

「俺はお前の身体のことなんか聞いてない!
『気分はどうか?』と聞いただけだ。
次からは
’Im well,sir ,thank you.’
 (『私は元気です。ありがとうございます。』)
と答えろ!」
と叱りつけました。

仕方なく、始めはぼそぼそと答えていた天風も
1、2ヶ月たった頃には声の調子も変わり、明るくなり、
顔色もよくなり、元気になっていったそうです。

人生はその人の気の持ちよう、また、
使う言葉や習慣などによって決まってくるといいますね。
習慣(行動、言葉、姿勢など)が感情を通してその人の考えとなり、
それに合うような行動/状態をとるようになっていくからです。

ところで、天風氏のその後は・・・

カリアッパ師に村を出る許可をもらった天風は、上海で
第二次辛亥革命に関わった後、帰国して実業界で活躍します。
が、ある日突然その一切の地位・財産を放棄し、
ヨガで得た教えを多くの人々に説き始めました。

天風は昭和43年、92歳で亡くなっていますが、
その教えを受けた人々、またそれに続く人々が、
今の日本の社会で大変な活躍をされています。

(参照:「盛運の気」無能唱元著 、「盛大な人生」中村天風述)




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