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Vol.9 「アヒムサー〜不殺生という側面から」
ヨーガを学んでいる方なら「アヒムサー」について聞いたことがあると思います。
アヒムサーには「不殺生」と「非暴力」という側面があるのですが、
まず不殺生という側面から考えてみたいと思います。
ヨーガをする方たちの中には、ベジタリアンになる方がいらっしゃいます。
ベジタリアンになる理由の一つには、ヨーガをすると各感覚器官が鋭くなってくるので、
匂いの強い動物性の食べ物が食べられなくなってくるということがあります。
二つめの理由は、牛や豚が神様の生まれ変わりであるという考えから、食べてはいけないとする宗教的な理由です。
そして三つ目の理由がこの「不殺生」、生き物を殺してはならないというヨーガの考え方に基づいたものです。
ベジタリアンといってもいろんなスタイルがあるようで、鳥の卵は食べてもよいとするもの、
肉はだめだが魚はよいとするもの、キノコ類もだめだという厳格なものなど様々です。
しかし厳格だから偉いとか、優れているということはありません。
なぜならばどんなに厳格なベジタリアンであっても、全く生き物を殺していない訳ではないからです。
広い意味で言えば野菜も生き物ですし、野菜を収穫するときにはたくさんの微生物の生命を犠牲にしています。
そして呼吸をするだけでも、私たちの体の中で何万というバクテリアが死滅していると言います。
つまり私たちが生きていくためには、他の命を犠牲にしなければ生きていけないということです。
ですから、ベジタリアンのラインをどこで引こうとも、不殺生のラインをどこで引こうとも、私たちの罪は変わらないのです。
命の大きさには大きい、小さいはないのですから。
大切なことは、私たちの命が他の命の犠牲の上に生かされているということを知り、
感謝しながら、自分やまわりの命を大事にして生きていくことだと思います。
kimi
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